胃と腸の不調で緊急入院した時の病棟が総合内科でした。主に血液内科の患者さんが多くて、同室の患者さんは白血病や悪性リンパ腫の治療をしていました。私は入院時は病気の診断がされておらず、詳しい検査をして病気を確定することも入院した目的の一つでした。
内視鏡の検査の結果、悪性ではないことは分かっていたので、どこか安心するところはありました。しかし同室の患者さんは命に関わる病気と懸命に戦っており、前向きの治療する姿に勇気を貰いました。何故こんなに強いのだろうと感心しました。私がもし命に関わる病気の宣告をされたら、こんなに前向きに治療することができるか自信がありません。
詳しい検査をしていく過程で、確定診断ではありませんが病気が特定されていきました。原因不明の難病で治ることはないけど、薬でコントロールが可能なので悲観することはないとのことでホッとしました。それと同時に難病という言葉にショックを受けました。そんな私を同室の患者さんは励ましてくれます。
私とは症状も治療内容も全く違うので、どのような苦しみがあるのかお互いに理解はできません。ただ病気と闘うという共通点があり共感できる部分があるのです。私が先に退院しましたが、その後外来で再会した時は嬉しかったです。入院したことは辛かったのですが、色々考えさせられたことが多く貴重な経験になりました。

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