私は、ちょうど2年前の2月に肺炎で11日間入院をしました。6年前に主人を癌で亡くした私ですが、いつもなら1人暮らしなのに、たまたま2人の娘が、里帰りをしていました。せっかく、娘たちが孫を連れて帰ってきてくれているというのに、私は風邪をひいてしまい、寝込んでいました。
なかなか良くならないので、娘が、「病院を変えてみたら?」と言いました。私も早く良くなりたい一心でしたので、娘が毎年、乳がん検診をしている病院に変えて診察をしてもらいました。聴診器をあてたとたんに、レントゲンを撮ってみようといわれました。結果は、肺炎でした。娘たちに話したら、先生の勧められるように入院をした方がいいとのことで、入院をしました。
「子供たちに迷惑ばかりかけているなぁー」と思いつつも、孫を連れて毎日病院に来てくれました。本当に有難いと思いました。また、病院の担当の先生も若いのにとても適確な判断をしてくださり、毎日診察をしてくださいました。看護師さんたちも、いつも笑顔で、優しく声をかけてくださいました。自分のことや、テレビのドラマのことなど、面白可笑しくはなしてくださったり、いつも明るく対応してくれたことには、感謝の気持ちでいっぱいでした。
11日間の入院でしたが、娘をはじめ、担当の先生、看護師さんの優しさに触れ、改めて人の温かさや、優しさに本当に励まされた入院生活でした。